山積みの本のふもとにて

「今年、学んでみたいこと」

 

 

学生時代、「人間は死ぬまで勉強だよ」と言われたことがある。

 

今は疎遠になった、親にも、おばあちゃんにも言われていた。

 

そのころの私は、それは、趣味の延長みたいなものなのだろう、と

思っていた。

現におばあちゃんはカルチャーセンターみたいなところに通って、

俳句を詠んでいた

 

たまに、先生に褒められた、と、私に見せてきたし、

句集(?)にそれが載っていたのも見たことがある。

さりとて、私はそのような言葉や姿に感銘を受けて、

何かを始めたことなどない。

 

勉強は指示された分だけ。

それ以外で、自分の為に勉強したことなどなかった。

自分の為に勉強することなど、思いつきもしなかったのだ。

 

今日、ブクログというアプリを入れた。

本が好きな人なら、おなじみのアプリだろう。

 

会員登録して、アプリの機能をかくにんする。

フムフム、本棚に入っている本をすべて登録できるらしい。

しかも、本の裏側にあるバーコードを読み取れば、

いちいち検索窓にキーワードを登録する必要もない。

 

私はせっせと、本棚に入っている本のカバーをはずし、

アプリに読み込ませていく。

 

全部で153冊あった。

電子書籍の方が冊数が多いから、実際にはもっと本はあるんだけれど、

思ったより少ないな、と思った。

 

登録した本には、ステータスを登録することができる。

「読んでみたい」「今読んでいる」「積読」「読み終わった」

こんなものだっただろう。

 

バーコードをよみこんだ本の一つ一つにステータスを登録していく。

 

すると、私が何の本を持っていて、

どのくらい読んでいるのかが、一目でわかった。

 

積読の多さに辟易としながら、

本棚(バーチャル)の一覧をスクロールする。

メンタル系の本と、プログラミング関連の本が多いかも。

 

そんなことを思った。

私が勉強しようとした証である。

 

と、書こうかと思ったけれど、辞めましょう。

 

えぇ、積読してる場合じゃない、

尋常じゃない量の技術書がそこにありました。

 

早く全部片づけちゃいたいという気持ちと、

もう勉強など投げ出して、

自分の力試しを社会でやりたいという気持ちが

せめぎ合います。

 

もうインプットは飽き飽きさ。